沿革・活動内容

~沿革~岩手県弦楽研究会のあゆみ

主な活動内容

  • スプリングハーモニージュニアオーケストラ(盛岡芸術祭 弦楽部門)

幼稚園から大学生までで編成される「スプリングハーモニージュニアオーケストラ」の演奏会を主催しています。盛岡芸術祭に参加しており、毎年4月に盛岡市民文化ホール(マリオス)で、市民・県民の皆さんに元気いっぱいの合奏を届けています。本研究会会員のお弟子さんたちを中心に、会員以外の県内の先生方のお弟子さん、岩手大学管弦楽団の有志、県内高校の吹奏楽部の有志、常設スプリングの団員、一般参加者など、様々な奏者が一同に集って一つの演奏会を作り上げます。コロナ禍以前は、管打楽器も含めたオーケストラ曲をプログラムに入れていましたが、現在は弦楽合奏のみで演奏会を構成しています。国内外で活躍する指揮者である新田ユリ氏の的確な指導のもと、より質の高い演奏を目指して研鑽中です。

  • ソロと室内楽の調べ(岩手芸術祭 弦楽部門)

岩手県出身のプロの音楽家や、岩手県弦楽研究会の会員による演奏会「ソロと室内楽の調べ」を主催しています。岩手芸術祭に参加しており、毎年10月に岩手県民会館(中ホール)で、大人ならではの上品な演奏を披露しています。近年、第1部は独奏(生徒さんや一般参加者)、第2部は新人演奏(音大生やプロ奏者)、第3部は弦楽合奏というプログラムで構成しています。本研究会会員の修練や研究の成果発表の場であると同時に、岩手県出身の若手プロ奏者の活躍の場にもなっています。弦楽合奏では、指揮者やゲストコンサートマスターとして指導者を招聘し、毎年新たな知見や刺激を経験することができます。

  • いわて芸術家派遣事業

岩手県芸術文化協会の「いわて芸術家派遣事業」として、県内各地の小・中・特別支援学校に出向いて、弦楽鑑賞教室を行っています。有名なクラシック曲から、子ども向けの流行歌やポップス曲、派遣先の学校の校歌なども織り交ぜながら、生の弦楽を子どもたちに届けています。時にはアンコールの拍手が鳴りやまない時も・・・子どもたちの感動は私たちのエネルギーになります!楽器紹介・楽器体験のコーナーもあり、子どもたちは初めて見る・触る弦楽器に興味津々です。

  • 葛巻町ヴァイオリン教室

2014年に葛巻町の町長(当時)が、葛巻町の保育園に音楽教育を取り入れ、すべての園児にヴァイオリンを教えようという試みを開始しました。岩手県弦楽研究会はその試みに協力し、各保育園で園児にヴァイオリン指導を行っています。この取り組みは現在に至るまで続けられており、園児は葛巻町内の様々なイベントで成果を発表しています。また、近年では小学1、2年生にも継続して指導を行うようになり”全国風サミット”のオープニング等では、葛巻町の子どもたちによるヴァイオリン演奏が披露されました。